日常疲労の原因とその対処法

パソコンやスマホなどで、目の疲れが溜まっていませんか?


前回は、疲労の原因は「活性酸素」であること、そしてその影響をもっとも受けるのは「脳の自律神経」であり、疲労の本質は「休んで!」という脳からのアラームであることをご紹介しました。


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今回は、デスクワークによる眼の疲労など、日常に起こる疲労の原因とその対処法ご紹介します。




デスクワークによる眼の疲れも「脳」が原因?


デスクワークなどで一日中パソコンとにらめっこする人の疲労感は、目の細胞の損傷によるものではなく、遠近のピンと合わせをコントロールしている自律神経の疲労が原因です。


ヒトは野生の環境に暮らしていた頃、外敵や獲物をいち早く発見するために、緊張時には遠くに焦点を合わせていました。それ以外のリラックス時は、食べ物や仲間など近くにピントを合わせていました。


よってヒトは、緊張時には遠くに、リラックス時は近くに焦点が合うように設計されています。


しかしデスクワークをする人は、緊張しながら近くに焦点を合わせるという正反対のことをしているため、自律神経の作用に矛盾が生じます。


デスクワーク中は頻繁に席を立って休息をとり、遠くの景色を眺めるなどして、できるだけ自律神経のバランスをとるようにしましょう。


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紫外線カットで目の疲れを防ぐ


太陽の光は見ただけで疲れるので、目に入る紫外線をなるべく減らすことも重要です。目から紫外線が入ると、角膜で炎症が起こり、その情報が脳に伝わると 疲労が蓄積されていきます。


マラソンランナーなどのスポーツ選手がサングラスをしているのは、まぶしさを軽減するためだけではなく、目に入る紫外線をブロックして疲れを防ぎ、パフォーマンスを向上させるという目的があるのです。


紫外線カットのサングラスなどを上手に活用しましょう。




昼間のウトウトは睡眠中のいびきが原因?


眠っても疲れがとれない。

昼間にウトウトしてしまう。

車や電車に乗ったらすぐ眠ってしまう。


そんな方は、睡眠中の「いびき」が原因で日常的な疲労をまねいているのかもしれません。


私たちは運動をしなくても、毎日生きているだけで約1,500kcalのエネルギーを必要とします。これは、呼吸にかなりのエネルギーを 要しているからといわれています。


いびきをかくと、狭くなった気道で無理に呼吸しようをするため、通常の呼吸よりさらにエネルギーを使うことになります。これは細いストロー(気道)で風船(肺)を膨らませようと しているようなものです。すると低酸素状態に陥りやすくなるため、酸素供給量を維持しようと自律神経(交感神経)が働き、睡眠中に疲労を蓄積してしまうのです。




疲れにくい生活のすすめ


●睡眠は6時間以上とる

夜更かしは自律神経によって大敵です。寝ることは脳が休むこと。睡眠は6時間以上を目安にしっかり取りましょう。


●ぬるめの風呂に入る

寝る1~2時間前、38~40℃のぬるめの湯で10~15分程度の半身浴をすると、副交感神経が優位になり、その後体温が下がるときに眠りにつきやすくなります。


●食べるときはよく噛んで

だ液に含まれるペルオキシダーゼという酵素には、活性酸素を減少させる働きがあります。よく噛むことで、だ液が多く分泌され、さらに自律神経を整えるセロトニンの分泌も促します。


●なにもせずにボーっとする時間を持つ

疲れには、何よりも休息することが必要です。一日の中でなにもせずにボーっとする時間をつくったり、横にならずに目を つぶるだけでも疲れはやわらぎます。




仕事や家事などなんでも完璧にしようと頑張るのは疲れるもとです。できるところでは上手に手抜きをして、効率よく、疲れない毎日を 過ごしていきましょう。




【参考】 書籍『すべての疲労は脳が原因』梶本修身




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<今回のレシピ>


香草パン粉の焼きアスパラガス


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-ポイント-

アスパラガスから発見されたアミノ酸の一種、アスパラギン酸は、新陳代謝、たんぱく質の合成を促進します。また穂先に含まれるルチンは、血管を丈夫にする働きがあります。

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