人の寿命は食べた野菜の量に比例する!
「人の寿命は食べた野菜の量に比例する!」
実に素晴らしい言葉ですね。
これは、かつて日本一の長寿村だった山梨県棡原(ゆずりはら)村で
医師をしていた古守豊輔先生の言葉です。
棡原村は山間地にあり、斜面の畑ばかりで水田はありません。
畑で採れるイモ類(主にジャガイモと里芋)や雑穀類、野菜類、
豆類(豆腐、納豆、味噌など)を中心に時々川魚を食べるという
食生活の村でしたが、昭和28年に立派な道路が開通して20年もしないうちに、
日本一の長寿村ではなくなってしまいました。
なぜでしょう?
私は飽食・美食の文化がやってきたことが原因だと思います。
これまでの食生活ではほとんど見られなかった
肥満、高血圧、糖尿病を患う人たちが出てきたのです。
皆さんは「食の三原則」をご存じでしょうか。
【適応食】 先祖代々食べてきたものが 一番適している。 【身土不二】 その土地、その季節に採れるものを 食べる。 【一物全体食】 食べ物はなるべく丸ごと食べる。
の三原則です。
この逆をしてしまうと、棡原村のような悲劇が起きかねません。
アメリカでは、1991年から始まった「ファイブ ア デイ」運動により、
病気になる人の数を減らしています。
"野菜や果物の摂取は、生活習慣病発症のリスクを抑える可能性が高い"
という科学的根拠をもとに始まった、「1日5皿分(350g)以上の野菜と
200gの果物を食べましょう」という運動です。
「人の寿命は食べた野菜の量に比例する」という
古守豊輔先生の言葉が実証されたように感じました。
まずは私達一人一人が、最も大切な命と健康のために
食をコントロールすることが必要です。
昔ながらの日本食の素晴らしさを見直し、
玄米や野菜・海草をしっかり食べて、心も体も健康な家庭を作りましょう。
健康な家庭が、健康な社会に繋がると私は信じています。
