そばの季節になってきました
50分ほど走ったところで小雨…、いつの間にか本降りに天気予報を鵜呑みして雨具なんてありません。「晴れるかも」とかすかな望みをもって走り続けたのですが、結局15分後Uターン
帰り道、あまりにも悔しいのでどこか寄るところはないかと考えていると、国道沿いに足湯場があったのを思い出しました
場所は定山渓(じょうざんけい)といって「札幌の奥座敷」と言われる温泉街。
ありましたよ足湯が!足だけとは言え温泉、やっと一息。

これは足湯後の写真ではなく、足湯に入る前の服装です(当たり前じゃ!と自らツッコミ)。
わかりにくいかもしれませんが、膝からしたがびしょ濡れ状態…。
走行中、自分のバイクから跳ねる雨水が、ひざから下に集中し、状況が進むと雨水がしたたり落ちてきて、靴の中がプール状態に…過去にそんな状況に陥り、悲しくて半ベソかきながら走ったことがあります。
足湯の話に戻って…ここは「足のふれあい太郎の湯」という公共の足湯で、私が行った時も地元の人らしきが方が散歩でぷらり…という感じで入っていました。


そんな訳で、9時過ぎには札幌に退却(しかも晴れ)。時間を持て余した私は何か面白いことはないかと町内(麻生町)をぶらぶらしていると…
ありました!「あさぶ亜麻そば祭り」の看板が!
なになに…亜麻の種子を練り込んだそば?一足早い北海道新ソバが食べられる?
どうして「あさぶ亜麻そば祭り」なんだろうと考えつつ、いつもの探検じゃ!
後から調べてみると…
亜麻は茎の繊維がリネン製品の原料になり(ちなみに種子から亜麻仁油が採れます)、寒い地方で栽培できるところから、北海道へは開拓初期に榎本武揚によって導入されたのが始まりで、当時、この地に亜麻の繊維工場があったそうです。
ところが、時代が進むにつれ化学繊維の普及に押され工場が閉鎖することに。その際、地名変更の相談を受けた工場長・黒川修策さんが、北海道の亜麻発祥地として「麻」の字を地名に残したいということで「麻生(「あざぶ」ではなく「あさぶ」)」を提言し、麻生町になったそうです
そんな歴史があることから、毎年町おこしの一環として、亜麻の種子を練り込んだそばを目玉に催されているそうです。町名には意味があるんですね。
固い話はこれぐらいにして、会場では亜麻そばと新そばの2種類が盛られた「祭りそば」700円(限定500食)を食べました。美味かった~新そばの季節ですね。出張先で食べた山形や新潟なんかのそばをまた食べたいな~

と、だらだらと書いてしまいましたが、雨が降ったお陰で、美味しいそばも食べられたし、住んでいる町のことも勉強できたし、良い一日でした。
次回こそ、皆さんに良い景色をお届けしたいと思っています。