たに内科クリニック・谷院長にご講演いただきました(特別研修会in秋葉原)

3月2日(土)東京都秋葉原で、特別研修会を開催しました。
200名を超える参加者にお越しいただき、最新の健康情報や栄養に関する知識を学んでいただきました。

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今回は特別講師として、北海道名寄市にある「たに内科クリニック」の院長・谷光憲(たにみつのり)先生にご講演いただきました。谷先生は消化器内科・内視鏡検査がご専門ですが、近年患者数が増加する糖尿病の治療に力を入れていらっしゃいます。


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★谷先生のインタビュー記事はこちら


今回は「糖尿病」をテーマに、糖尿病はなぜ怖いのか、日本の糖尿病および予備群の現状、最新の検査方法、また谷先生からみる玄米酵素の魅力などをお話しくださいました。

盛りだくさんな内容の中から、一部をご紹介させていただきます。




現在、糖尿病および予備群は2,000万人以上、日本人の4.5人に1人の割合です。
糖尿病で怖いのは合併症。高血糖の状態が続くと、全身の血管がボロボロになります。細い血管が障害されると三大合併症を引き起こします。

覚え方は


し(神経障害)
め(網膜症)
じ(腎臓障害)
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血管障害のために足が壊疽して切断する方が、年間3,500人もいるそうです。

また、さらに怖い合併症が


こ(梗塞)
が(がん)
に(認知症)
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だそうです。


そんな糖尿病ですが、予備群とは違う「隠れ糖尿病」の人もいるとのこと。なぜ"隠れ"なのかというと、健康診断などで測定する空腹時血糖値ではわからないからです。

一般的な糖尿病の判断基準は、空腹時血糖値が126㎎/dl以上。しかし「隠れ糖尿病」の方は、空腹時血糖値は正常でも、"食後血糖値"が上昇して、そのまま長時間高血糖の状態が続くそうです。


隠れ糖尿病とは.jpg


この状態が続くと、予備群と同様に、やがて糖尿病になってしまうリスクが...。
そこで谷先生のクリニックでは、「24時間持続血糖測定器(CGM)」を使って数日~数週間の血糖値の変化を記録したり、糖質負荷試験を行ったりして、患者にとって適切な治療を選択されているそうです。


そんな糖尿病ですが、患者が増えている原因の一つが「生活習慣の欧米化」。全体のエネルギー摂取量は低下していますが、脂肪の多い食事が増加、食物繊維の摂取量減少など、食事の質が悪くなっていることが問題です。

特に食物繊維は、食事の前に食べると、食後血糖値の上昇を抑えてくれるので大切、とおっしゃっていました。


(図)サラダ→ご飯の順に食べると血糖値が上がりにくい
ベジファースで血糖値が上がりにくい.jpg


また、谷先生のクリニックでは食事指導・生活習慣の指導に力を入れておられ、食事改善の一環として患者に玄米酵素を紹介されています。玄米酵素を食べはじめた患者さんの数値もご紹介くださいました。

谷先生自身も玄米酵素の愛食者で、体調が優れないときに患者に勧められて食べ始めたのがきっかけとのこと。自身で良さを実感、それ以来ずっと続けておられるそうです。現在は花粉とビフィズスを1日に12袋、朝昼晩の食前に4袋ずつ食べているそうで、「12袋で食物繊維が1日必要量の半分とれるのでいいですね」と話してくださいました。


最後に、「糖尿病は"早期発見・早期治療"が大事。薬物療法もあるが、食事療法・運動療法といった基本の生活習慣を見直すことが改善につながる」とおっしゃっていました。




1時間と短い時間でしたが、情報がギュッとつまった講演でした。
参加者の皆さまにもご満足いただけたと思います。




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