食事は体の栄養、読書は心の栄養
尊敬する整骨院の先生より本をいただきました。
心がホッとするお勧めの一冊です。
著書『孤独になる前に読んでおきたい10の物語』講談社
著者:神渡良平先生
感動する内容がいっぱいですが一つだけご紹介します。
「だっこのしゅくだい」
ある小学一年生に「だっこの宿題」がでました。
先生が、「今日の宿題は、だっこです。おうちの人全員にだっこしてもらって
ね」といいました。
僕もみんなも「ええーっ」とびっくり。
恥ずかしいと思いましたが・・・でも、うれしかったです。
急いで家に帰り、お母さんに「だっこの宿題がでたよ。宿題だから、だっこして」といいました。
お母さんはびっくりしましたが、すぐ「いいよ」とニッコリして言ってくれました。
お母さんは座って、僕を膝にのせて、両手でぎゅーっとだきしめてくれました。
お母さんの体はぬくかったです。僕の体もぬくくなりました。
次は小さいばあちゃんにだっこしてもらいました。
小さいばあちゃんはニッコリして「大きくなったねぇ」と言ってくれました。
次は大きいばあちゃんにだっこしてもらいました。
大きいばあちゃんは「重たくなったね」と言ってくれました。
最後はお父さん。
お父さんはいきなり両手で僕の体を持ち上げて、胴上げをしてくれました。
僕の体は空中にふわっと浮かんで、気持ちよかったです。
お父さんは僕をゆっくりおろして、ギュッとだきしめてくれました。
お父さんの体はぬくかったです。
だっこの宿題がでたから、家族みんなにだっこしてもらいました。
最初は恥ずかしかったけど、気持ちよかったです。
だっこの宿題、またでたらいいなと思いました。
この本を読んだ千葉市のある市会議員がこの部分をコピーして、
小学校の先生方に配ったそうです。
「『だっこのしゅくだい』を宿題に出していただけませんか。あれこれ説明はい
りません。ただ抱きしめるだけでいいんです。
それだけで子どもは親の愛の温もりを感じるんです」
そしてそれがブームとなり、千葉市から千葉県全域に広がっていきました。
だっこには親の愛を実感させる力があるようです。
この話を聞いて私も心がほっとしました。
長男の担任の先生にこの本をプレゼントしてみようと思いました。