玄米酵素エコロビル周辺 「芥川龍之介の碑」

両国小学校の隅に建っていた芥川龍之介の碑で、『杜子春』の一節が彫られています。
龍之介は幼稚園から旧制高校まで両国に住んでおり、
両国小学校(当時の江東小学校)は母校なのだそうです。
「お前はもう仙人になりたいという望(のぞみ)も持っていまい。
大金持になることは、元より愛想がつきた筈だ。
ではお前はこれから後、何になったら好(い)いと思うな」
「何になっても、人間らしい、正直な暮しをするつもりです」
杜子春の声には今までにない晴れ晴れした調子が罩(こも)っていました。
何気なく出合った碑なのですが、この文章を読んで、私の心も晴れ晴れ。
何になっても、人間らしい、正直な暮らし
人は何になるかではなく、どう生きるかが大切なのですね。