古い教会
お盆休みを利用して旅行したルーマニアのレポート第3弾です。第1弾
第2弾
ボガールテルケ村に隣接したナーダシュダローツ村の古い教会です。1200年代に建てられたそうです。13世紀から現代までの人が、どんな暮らしをしてどんな思いで生きてきたのか、思いをはせました。
すべて石でできているそうです。十字架がなく、
一見教会に見えませんが、趣のある建物です。
中は暗くてひんやりしています。クリスマス、お正月、結婚式など
特別なイベント時しか開けないそうです。1750年と書いてありました。

これは麦で出来たぼんぼん。直径1メートルくらいでした。
豊作の象徴らしいです。これも100年以上前のものだそうで。
神父さんの譜面代。下部の文字「S、O、L・・」は一文字ずつはめこむ
タイプなので、次は○○を歌いますよ、と言う時に文字板を変えるそうです。
ちなみにこれが現在作られた家具やお皿、人形、枕カバー
など。花嫁道具には、刺繍の枕をたくさん用意するそうです。
地方によって、家の飾りや刺繍のモチーフ、色が違うので興味深いです。しかも自分の地方(あるいは村)のモチーフ、歌、踊りなどを、村人がとても誇りに思っているところがいいなと思いました。「俺の村がbest(最高)だ」と・・。日本で言う家紋や民謡のようなものでしょうか。土地に根付いて暮らし、土地を愛して生きているのですね。