ストレスと上手に付き合う方法
皆さんは日々の仕事の中で、ストレスや悩みを感じることはありますか?
2015年12月から、職場でのメンタルヘルス対策として、
労働者の心理的な負担の程度を把握する検査「ストレスチェック」を
1年に1回以上行うことが義務化されました。
ストレスは、私たちが生きていく上で避けることができないものです。
しかし上手く対応することによって、また多くの人の支援を受けて
適切に対応することできれば、人生を豊かにすることに繋がります。
そこで今回は、ストレスとはいったい何か、どのような影響があるか、
またストレスへの対処法などをご紹介します。
■ストレスとは
ストレスという用語はもともと物理学の分野で使われていたもので、
物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。
ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力を「ストレッサー」と言い、
ストレッサーによって風船が歪んだ状態を「ストレス反応」と言います。

私たちのこころや体に影響を及ぼすストレッサーには、
・物理的ストレッサー(暑さや寒さ、騒音や混雑など)
・化学的ストレッサー(公害物質、薬物、酸素欠乏・過剰、一酸化炭素など)
・心理・社会的ストレッサー(人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など)
があります。
■ストレス反応にはどんなものがあるの?
ストレス反応は、「心理面」「身体面」「行動面」の3つに分けることができます。
・心理面 →活気の低下、イライラ、不安、抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)
・身体面 →体の節々の痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠など
・行動面 →飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故、ヒヤリハットの増加など
身体面でいちばんわかりやすいのが腸の変化。
腸にはたくさんの神経細胞が集中しており、脳が感じた情報がすぐ伝わるため、
ストレスにとても敏感です。またストレスは腸内バランスにも大きく影響します。
■5分できるストレスチェック
厚生労働省では、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」という
サービスを実施しています。このサイトでは、働く人はもちろん、
家族や周囲がどのように支援をしたらよいか、なども紹介されています。
「5分でできる職場のストレスセルフチェック」もありますので、
ちょっとした空き時間に試してみるのもいいかもしれません。
■ツボ押しで簡単リラックス
自分でできる簡単なリラックス方法のひとつに、ツボ押しがあります。
1. 天柱(てんちゅう)

首の後ろ、頭蓋骨の切れ目のところにあるツボ。
指の腹を使って、頭蓋骨を上に押し上げる。3秒押して離すを繰り返す。
2. 神門(しんもん)

耳の上部にあるY字形の軟骨のくぼみの間にあるツボ。
人差し指の先を当て、親指とで前後からはさみ、神門をこするように
少し強めに3回外側に向けて引っ張る。
疲れたな、しんどいな、と思ったらツボを押してみるのもいいかもしれません。
■食事でストレス対策
ストレスを受けると、ホルモンバランスや血流の変化などにより、活性酸素が増加します。
活性酸素は過剰になると、多くの疾病や老化の原因になります。
そのため、ストレスが気になる方は抗酸化作用がある食べ物をおすすめします。
抗酸化作用のある栄養素と多く含まれる食品
・ビタミンA(β-カロテン) → にんじん、かぼちゃ、ほうれん草 など
・ビタミンC → キャベツ、大根、ブロッコリー、ピーマン、レモン、じゃがいも など
・ビタミンE → ごま、アーモンド、玄米、米ぬか油、大豆、大豆加工品 など
・亜鉛 → 牡蠣、魚介類、アーモンド、納豆、玄米など
・セレン → 玄米、魚介類、海藻類、ごま など
・ポリフェノール → 緑茶、春菊、ほうれん草、玉ねぎ、ワイン、玄米 など
・リコピン → トマト、スイカ、柿 など ・カテキン → 緑茶、紅茶 など
今の季節はあたたかい飲み物をゆっくり飲んで、ほっと一息するのもいいですよ。
【参考】厚生労働省ホームページ
■冬の水分補給におすすめ「玄妙茶(げんみょうちゃ)」

「玄妙茶」は東洋医学に伝わる「陰陽五行」の思想をもとに、玄米、三七人参、
エゾウコギなど、23種の和漢草をバランス良くブレンドした野草茶です。
合成着色料、保存料など人工添加物は一切使用しておらず、また、カフェインや
タンニンなどの刺激物もほとんどありませんので、健康保持の常用茶としておすすめです。
■玄妙茶を使ったアレンジレシピ
☆「ごまドリンク」のレシピはこちら

☆「チャイ風玄妙茶」のレシピはこちら
