認知症を防ぐ「BDNF」とは?
食生活で認知症を予防したい方へ最新情報です。
「BDNF」という物質が、認知症予防に役立つと注目されています。
■BDNFとは?
BDNFとは「脳由来神経栄養因子」と呼ばれるたんぱく質で、
神経細胞を成長させるのに欠かせない"栄養"のようなもの。
アルツハイマー型認知症では、脳のBDNFが低下していることが報告されています。
BDNFの働きは、
・新しい神経を作る
・神経と神経をつなげる
・神経をダメージから保護する
などがあり、脳内で増加すると、記憶力と認知機能が高まるといわれています。
一般的に「心身に良い」と言われる活動は、脳のBDNFを増やします。
1. 規則正しい生活・食習慣
2. 適度な運動
3. 適度な頭脳活動(脳トレーニング)
など、基本的な生活習慣を意識することが大切です。
詳しい図はこちら↓

【葉酸】
緑黄色野菜に豊富に含まれ、玄米、大豆、藻類にも多い。
ほうれん草、春菊、モロヘイヤ、ブロッコリー、納豆、焼き海苔 など
【フラボノイド】
植物に含まれる色素や苦味、辛味成分で、ポリフェノールのひとつ。
大豆(イソフラボン)、緑茶(カテキン)、玉ねぎ(ケルセチン)など
最近の研究では、玄米にも含まれていることが明らかに
【DHA】
オメガ3系油脂で、脳や神経組織の機能を高める働きがある。
青背魚(さば、いわし、さんま)など
食事や運動でBDNFを増やして、いつまでも元気でいたいですね。
【参考】栄養と料理(2017年6月号)