体温調節のしくみ~体を温めて元気!
「寒さが苦手・・・」という方必見の健康情報をご紹介します。
私たちが食べものをとるのは、「体温」を維持するためでもあります。
車がガソリンを燃やして動くのと同じように、人は食べたものを熱エネルギー変えて生活しています。
食べたものの代謝で生じる熱量は、糖質とタンパク質が1gあたり4kcal、脂肪は1gあたり9kcalです。
そのうち約80%が熱を作るために使われ、体温を37℃くらいの一定に保っています。
■体温は内側と外側で違う?
カラダの表面から熱はどんどん逃げるため、全体を温めておくのはとても大変。
そのため人の体には、常に温度が一定な中心部(核心温度)と、寒いと温度が下がる外側の部分(外殻温度)があります。
例えるなら...
核心部は、生活の中心なので常に温めておきたい「リビング」
外殻部は、普段はあまり使わないから多少寒くてもいい「物置」
のようなものです。
そのためどんなに寒い日でも、核心部の体温はいつも同じなのです。
ちなみに、体温は核心温度の部分(口、わき、直腸)で測ります。
それでも外側に近い部分は少し温度が下がります。(口は約-0.5℃、わきは約-0.8℃、直腸はそのまま)
■体温維持は「酵素」のため
カラダの中では、食物を栄養素に分解したり、エネルギーに変えたりするなど、生命活動に必要な化学反応(代謝)が絶えず行われています。
これらの化学反応は、体内にある数千種類もの「酵素」が触媒(しょくばい)となって進みます。
この酵素が最も活性化する温度が37℃前後。
体温を維持することは、酵素の働きをよくするためにも大切なのです。
■冷えない体をつくる食生活のポイント
代謝や血流をアップさせる栄養をしっかり取ることが大切です。
【糖質とビタミンB群】
エネルギー源となる糖質、糖質の代謝に必要なビタミンB群を同時に取れる未精白穀物(玄米など)がオススメ。
【硫化アリル(アリシン)】
ビタミンB群の働きを助ける。
→玉ねぎ、にら、ニンニク、ねぎ、あさつき など
【ビタミンE】
コレステロールの酸化を防いで血液をキレイし、冷えの改善にも役立つ。
→ごま、ナッツ、玄米、大豆、かぼちゃ など
【たんぱく質】
筋力アップや、血液が体中に行き渡るのに必要。
→大豆、大豆製品、枝豆、もやし など
【鉄・銅】
貧血を防いで冷えを取る働きがある。
→大豆製品、切り干し大根、あさり など
【イソフラボン】
冷え性の予防や、更年期障害の軽減や骨粗鬆症の予防にも。
→大豆、大豆製品、きな粉 など
【食物繊維】
おなかの活動を刺激し、活動により熱が生じる。
→葉物野菜、だいこん、ごぼう、にんじん、もやし、海藻類、きのこ類 など
だんだんと気温が下がるこれからの季節。
体を温めて元気に過ごしましょう。
【参考】
冊子『体の中からキレイに!健康に!ライフスタイル別食事法』
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<今回のレシピ>
体を温めるレシピをご紹介します。
豆もやしのスープ

(1人分)
エネルギー46(~51)kcal、塩分1.0(~2.0)g
★作り方はこちら
-ポイント-
生姜とごま油がほんのり香る、体が温まるスープです。
もやしは、食物繊維やビタミンCが豊富で、低カロリーな嬉しい食材。
大豆加工品である豆腐は、たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンE、鉄、イソフラボン、食物繊維などの栄養が豊富です。
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