高脂肪食の依存を断ち切る!玄米の効果

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先日、玄米についての医学研究をされている、琉球大学 医学部 益崎裕章先生の講演を聴いてきました。

益崎先生は、メタボリックシンドロームの方に玄米食を食べさせると、体重や血糖値が下がったり、動物性脂肪が食べたいという嗜好性が和らいだりすることを証明しました。

さらに、高脂肪食の依存を緩和する成分が米ぬか部分に含まれる特有の成分「γ(ガンマ)-オリザノール」であることも突き止めました。


高脂肪食を食べ続けていると・・・
 ↓
食欲をコントロールする脳の視床下部でストレスが増加
 ↓
脳は正しい判断ができなくなる
 ↓
より高脂肪食が欲しくなる

・・・という悪循環に陥るそうです。


そんな悪循環を緩和してくれるカギが、日本人が昔から食べてきた玄米に含まれる成分"γ-オリザノール"です。

γ-オリザノールは脳のストレスを軽減させ、脂っこい食事を食べたい気持ちも抑えます。
つまり食の好みを変え、体重管理につなげることができるのです。

以下のページに、詳しい解説があります。
玄米食がよい理由


さらに益崎先生は、高脂肪食だけでなく、アルコール、ゲーム、インターネット、たばこなどに対する依存を、γ-オリザノールで予防・改善できるのではないか?という研究を進めているそうです。


和食は世界文化遺産になっていますが、同じく世界文化遺産である地中海食と比べると、学術論文が非常に少ないのが現状です。

和食の良さ、玄米の良さを世界に伝えるモデルケースとして、益崎先生の今後の研究が楽しみですね。




<今回のレシピ>

玄米醤油麹の万能たれ

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レシピはこちら

-ポイント-
アレンジ自在の万能たれ。様々な料理に使えます。
・豆腐やこんにゃくにつけて。
・炒め物(酒、砂糖など使わなくてもこのタレだけで美味しく食べられます)
・うどんのつけだれ(2~3倍希釈)

玄米の麹で作った醤油麹は、白米の麹と比べて、健康と美容によい成分がたっぷり含まれます。
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