GMP認証取得に向けて一歩を踏み出しました
このたび、玄米酵素製造工場である株式会社コーケン(玄米酵素グループ)におきまして、健康食品GMP(Good Manufacturing Practice)認証の取得に向けた工場の改良工事が完了し、7月14日に竣工式を執り行いました。
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1. GMPについて
GMPは「適正製造規範」と訳され、安全で高品質な製品を製造するためのルールです。
原材料の受け入れから製造・包装・出荷に至るまで、すべての工程において「健康に直接関わる製品にふさわしい厳格な管理体制」を整えることが求められます。
昨今、紅麹をめぐる問題により、健康食品に対する衛生面・安全性への注目がこれまで以上に高まっています。
当社はこうした情勢を受け止め、現在取得しているISO9001(品質マネジメントシステム)、北海道HACCP(自主衛生管理基準)を基に、更なる品質の確保を目指し、GMP認証取得に向けて動き出しました。
2025年2月時点で、健康食品GMPを取得しているのは全国で約191社・224工場にのぼります。
そのうち、北海道では6社の工場が取得済みです。
(2025年6月18日現在、日本健康栄養食品協会ホームページより)
2. 部屋から部屋へは"直通"ではなく"経由"
今回は、部屋から部屋へ直接行き来することを避け、必ず通路を経由する導線設計に変更しました。
これは交差汚染(=異なる工程やエリア間での菌や異物の持ち込み)を防ぐための工夫です。
たとえ同じ作業空間であっても空間を分け、「清潔な流れ」を守ることが、GMPにおいては非常に重要です。
3. 作業服にも衛生管理の意識
製造工程に携わる社員の作業服にも徹底した衛生管理ルールを導入いたします。
入室時にすべての衣類を専用の更衣室で脱ぎ、完全に作業専用の清潔な服装へと着替えることが義務づけられています。
改良工事では、このGMP基準に対応した更衣室の整備を行い、社員がより衛生的な状態で製造に臨めるよう環境を整えました。
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近年、医師・歯科医師、治療、美容、健康の専門家の方々とのご縁が広がってまいりました。
そうした中で「誰にでも安心してご紹介できる製品」であることが、より強く求められるようになっています。
私たちは、これまで培ってきた安心・安全な製品づくりをベースに、今後の時代にふさわしい「厳しさ」と「信頼」を備えた体制を創業55周年までに整えていきます。