アメリカの食環境についての映画 『フードインク』のご紹介
先日『フードインク』という映画を見てきました。
アメリカの食環境が、いかに恐ろしいことになっているかを取材したドキュメンタリー映画です。
アメリカの農務省やFDA(米国食品医薬品局)のトップは、食肉加工の多国籍企業の役員や、
遺伝子組み換え作物の種子を販売している多国籍企業の役員などが含まれているとのこと…。
結果、多国籍企業を守るためと思われかねないことも多いようです。
①遺伝子組み換えの作物を使っているという表示を義務化して欲しいという、国民の要望が
認められず、いまだにアメリカには表示の義務がない。
②FDAによる食の安全性のチェック査察調査数が、どんどん減少している。
1972年は5万件を超えていたが、2006年はわずか9千件。
一方、世界一のスーパーマーケット、「ウォルマート」では、最近オーガニック食品コーナーが
でき始めているとのこと。もちろん、食の安全性に目を向けている消費者も増えてきています。
消費者が変われば、企業が変わります。賢い消費者を増やすことが必要なのでしょうね。
映画『フードインク』は、現在東京でのみの上映ですが、今後は、各地で上映される予定との
ことです。