冬の乾燥肌に食事対策を

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冬になると悩まされることの多い乾燥肌。放置すると目のまわりのシワやたるみなど、肌の老化につながります

今回は、乾燥肌の原因や食事対策をご紹介します。

肌は28日サイクルで入れ替わると言われています。今すぐ食事を見直して、新しい年をキレイに迎えましょう。



■乾燥は肌の老化につながる

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皮膚は真皮・表皮・角質層の3層からなり、身体の水分を保持する重要な役割を担っています。体の表面を覆っている角質層の水分は、皮脂や汗の分泌によって保たれ、肌にうるおい感を与えています。

肌が乾燥すると、目のまわりのシワやたるみ、くすみ、毛穴の広がりなど肌の老化へつながります。また身体の部位によってはかゆみを伴うことも多く、落ち着きがなくなったり、イライラしたりと、精神的にも悪影響を及ぼします。



■乾燥肌を内側からカイゼンする食事対策


肌を健康に保つために欠かせない栄養素をご紹介します。

【たんぱく質】
肌をはじめ体を構成する重要な成分。不足すると乾燥し、うるおいが失われます。ビタミンCと一緒に取ると、コラーゲンの生成が促進されます。魚介類や植物性たんぱく質を中心に取るようにしましょう。
→大豆、大豆製品、魚介類、穀物 など

【必須脂肪酸】
体内で合成できない脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系)
→植物油、魚油 など
「良い油」を適量取ることが大切です。もっと詳しく知りたい方はこちら(記事「肌に良い油を選びましょう」

【ビタミンA】
皮脂腺や汗腺の働きを高めます。
→スピルリナ、にんじん、かぼちゃ、春菊 など

【ビタミンB2・B6】
皮膚の新陳代謝を促し、ハリと弾力を与えます。
B2→玄米、納豆、卵、大豆、緑黄色野菜 など
B6→玄米、魚介類、種実類、にんにく など

【ビタミンC】
コラーゲンの生成を助けます。
→小松菜、れんこん、ブロッコリー、ピーマン、レモン、アセロラ など

【ビタミンE】
血行を良くし、肌にうるおいを与えます。
→玄米、ごま、ナッツ、大豆、かぼちゃ など



■原因は栄養不足や寒冷、皮脂分泌の低下も

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肌の新陳代謝(ターンオーバー)はおよそ28日サイクルと言われていますが、新陳代謝が悪かったり、細胞に栄養分が充分にいきわたらなかったりすると、ターンオーバー乱れて肌荒れにつながります。

肌のハリや健康は、皮膚のいちばん下層にある「真皮」の組織間をつなぐコラーゲン(たんぱく質の一種)によって保たれています。たんぱく質が不足すると、肌にトラブルが起こります。

また、冬になると肌のカサつきに悩む人が増えるのは、空気が乾燥していることだけが原因ではありません。体は寒さを感じると、体温の低下を防ごうと皮膚への血流量を減らします。すると皮膚の代謝が低下し、皮脂の分泌が少なくなります。さらに汗の量も減るため、皮膚内の水分はどんどん蒸発してしまうのです。



■入浴と保湿でしっとり肌に

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カサカサの乾燥肌を防ぐには、入浴で新陳代謝を高めることが重要です。少しぬるめのお湯で半身浴をしたり、体を洗うときはやさしくマッサージし、血行を良くして発汗を促しましょう。入浴後は、乳液やクリームで保湿し、皮膚からの水分蒸発を防ぐのもポイントです。



内・外ケアの乾燥肌対策で、冬でも健康な肌を保ちましょう。


★美肌に関する食事対策をもっとご覧になりたい方はこちら-自然食レシピサイト『ケアごはん』
お悩み・症状別食事法「美肌・美容(シミ・シワ・くすみ)」





<今回のレシピ>

れんこんとごぼうのごま和え

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(1人分)エネルギー65kcal 塩分0.8g

レシピはこちら


-ポイント-

れんこんはビタミンCが多く、デンプンも多いため調理の過程でビタミンCが損失しにくいのが特徴です。ごぼうは2種類の食物繊維(水溶性・不溶性)をバランスよくとることが出来ます。ビタミンEが豊富なごまをたっぷりかけるのがオススメです。
れんこんやごぼうのうま味は、皮の部分にあるといわれています。皮をむかずに泥を落とす程度で使うと、うま味と栄養が一緒に取れます。




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